心の温度 ~Close my・・・~

ただの趣味です。


ただただ 想うがまま・・・

「嘘つき」



「嘘つき」


 


 
すみれ色の夜。
 



はしゃぎ過ぎたその後は
急に寂しさが募って。


 
キミの家までの帰り道
ボクは急にコンビニに寄って帰ろうと言った。


 
喉なんて乾いてない。


 お腹なんて空いてない。


 見たい雑誌なんか何もない。


 
ただ


キミと居れる時間がもう少し欲しかっただけ。


 


ごめんね。


 門限ギリギリになっちゃうけど
ほんの5分でもキミと居たかった。
 


ごめんね。


キミに嘘なんかつきたくなかったけど
ほんの一秒でもキミの手を放したくなかったんだ。


 


蒼い月。

「白紙」



「白紙」


 


「何のためにキミは歌うの?」


 「何のためにキミは文字を打つの?」


 「何のためにキミは画像を撮るの?」


 


 冷たい風に吹かれ忙しく行き交う人たちに


踏まれた枯葉がボクに問いかけてくる。


 
存在理由を探してる?


居場所を探してる?


同志を探してる?


 


 そんな難しい事じゃない。


そんな理屈じゃない。


 
最初は何にも考えずに
ただただ気の向くままに・・・
 


数字や順番なんか関係ない。


 誰かの顔色を気にするな。


 自分の心の色を出せ。


 自分の心の鐘を鳴らせ。


 
誰のためでもなく


自分のために頑張りなさい。

「彩織」



「彩織」


 
 
何気ない昨日に
ひとしずくの影が落ちたのは


きっと
寂しげな瞳の色彩の哀愁。



 
何気ない今日に
ひとしずくの光が射したのは


きっと
ささやかな出会いの奇跡。


 


何気ない明日に
ひとしずくの虹が架かるのは


きっと
穏やかな陽だまりの絵画。


 


歌を忘れたカナリア。


 
星降る蒼い夜。


 
どうしようもなく負けそうな時は
どうか泣いて下さい。


 


キミの日常に
ひとしずくの涙が流れるのなら


そっと
ボクが拭ってあげるから。