「淡伝」
冷たい風は
その心をその身体を
凍らせていないだろうか?
遠く離れた場所で
同じ空を見上げてるキミよ。
限りなく淡いこの繋がりから
何かを伝える事は難しいかもしれない。
だけどボクには
ただ詩うことしかできない。
自己満足?
偽善?
優越感?
時々ボクは自問自答の森に迷い込む。
それでも
キミの見上げる空が泣いていないか心配で
ボクが見上げる空の向こうにはキミがいます。
眠れない夜
もしもキミの心に吹く冷たい風を
少しでも温かい春風に変えれるのなら
この喉を裂いてでも歌っていたい。
歌声をこの文字に変えて。