ただの趣味です。ただただ 想うがまま・・・
「半月」
「半月」 静寂が鳴り響く 時計のリズム。 何かに頑張り 何かに期待し 何かを信じて 何かを失う。 喧騒の日常に 行き交う無言。 何かに怯えて 何かを疑って 何かにつまずいて 何かに悔し涙流して。 苦しみや不安や理不尽は きっと何かを頑張ってる人や きっと何かを目指してる人の前にしか ... 続きをみる
「大切」
「大切」 誰もが自分で精一杯で 周りの景色も見えなくて。 ボクはキミの 不安や寂しささえも 気付いてあげられなくなっていた。 「大丈夫」と言うキミの裏側の 強がりの笑顔は ボクの心を締め付けた。 「大切なもの」は大きく切ないもの。 日常に慣れてしまい 流してしまう当たり前のことは 本... 続きをみる
「秋色」
「秋色」 秋色の寂しさに 詩を忘れた青い鳥。 信じることに疲れて 疑うことに疲れて 今日が終わった後に 訪れる闇雲。 あなたがこの左胸に住み始めて 「一人ぼっち」を感じてしまうのはどうして? 誰も心に居なかった独りの時には 感じなかったのに・・・ どうして涙が頬をつたうので... 続きをみる
「同じ夜」
「同じ夜」 茜色の空に涙 ひとしずく。 沈みゆく夕陽に 「想い」を重ねて。 やりきれない気持ちも 我慢した涙も 弱音を吐くことも 逃げだすことも 許してもらえなかったんだね 理解してもらえなかったんだね たった独りで戦ってきたんだね。 あなたのその心を 完全に理解してあげることは出... 続きをみる
「裸足」
「裸足」 辛いこと 苦しいこと 楽しいこと 嬉しいこと 幸せなこと 涙したこと たくさんの感情達は 幾重にも心に重なって キミを強くしたり キミを弱くしたり・・・ いつの日も笑顔じゃいられないから・・・ もしも今日は泣いたのなら 明日は笑顔が増えてほしい。 去りゆく季節があ... 続きをみる
「明日」
「明日」 揺れる水面に 月灯りひとしずく。 揺れる木々の葉に 星屑ひとしずく。 そんな景色にも 乗り越えてきた厳しさが あるからでしょう。 キミのその寂しさの向こう側に キミのその悲しみの向こう側に キミのその涙の向こう側に きっと・・・必ずあるんだよ。 キミを悩ます すべ... 続きをみる
「芽」
「芽」 もしも明日 晴れたなら 二人で小さな鉢植えを買いに行こうね。 もしもキミの 涙が止んだなら ボクの心から キミの心へと 虹を架けるから。 「何を植えるの?」 悩まなくても大丈夫。 鉢植えだけを買いに行こう。 「キミとボクとの間に芽生えた 小さな未来」
「伝想」
「伝想」 もしも言葉に温度があるのなら あふれ出る感情をたくさん届けて その心を その身体を 包み込めるのに・・・ もしも心に翼があるのなら この大空を 銀の翼で超えて どんなに離れていても 飛んで行けるのに・・・ 「そばに居るよ」 と言うボクの言葉の意味を 瞳に映らないこんな淡い... 続きをみる
「天歌」
「天歌」 誰にも見せないキミの心の奥の 奥に閉じ込めている宝物に そっと触れたくて 手を伸ばしたけど・・・ 息を止めたよ。 そっと小さく震えていたから。 だから今は このまま 気付かないふりをしているね。 いつか きっと 幸せを手にしたとき いつか きっと 幸せを感じたとき ボクのウタは忘れて下... 続きをみる
「傘」
「傘」 降り始めた雨に・・・ 眠らない街の灯りが にじんでは 弾けて。 赤と青の煌めきは その心に影を堕とす悲しみを 万華鏡に変えて。 クルクルと回して のぞき込めば きみがないていた。 キミが泣いていた。 君が泣いていた・・・ その心に降る雨に ボクの傘を。
「優しい朝」
「優しい朝」 誰かを想う あなたの横顔は 月の裏側・・・ きっと・・・ ・・・だから 余計に愛しくさせるのでしょう。 「星巡りのうた」 「そっと月(あなた)の裏側を 優しく包んであげたい」 月が流した流れ星 あなたが流した涙 何も出来ないボクは あなたの長い夜が 太陽に優しくされるように ただた... 続きをみる
「鏡」
「鏡」 ねぇ・・・ キミはどうなの? 言いたい事を言えない心は 言葉さえも曖昧なのです。 伝えたい気持ちを伝える事に不安な心は 言葉さえも曖昧なのです。 誰のものさし? 誰の憧れ? 誰との比較? 誰の哲学? 誰の常識? 勇気を振り絞った言葉や行動の 心の奥の温度を感じ取れる? 誰か... 続きをみる
「鳥のうた」
「鳥のうた」 誰にも気を許さず 誰にも隙を見せず 誰とも調和して 心を休める場所をなくし 迷子になってしまうのでしょう。 人知れず傷つき 矛盾を抱え どれだけ自分を抑えて・・・ 今宵はこの木で羽根を休めてごらん? 食いしばった唇をゆるめて グッと握りしめた手はほどいて。 ここからは月や星しか見えな... 続きをみる
「月星とボク」
「月星とボク」 どんなに幸せだった昨日も どんなに辛かった昨日も 今日という日の「今」の 一部になっているのでしょう。 陽のあたる場所 何も見えない暗闇 たとえ今居るどんな場所からでも それぞれの始まりはそれぞれの心にあるのでしょう。 今までにつけてきた足跡。 今までにつけてきた傷跡。 無駄なもの... 続きをみる
守織
毎日 少しずつ奪われてゆく。 毎日 少しずつすり減らしてゆく。 その心に 少しずつ隙間が出来てゆく・・・ そこに吹き抜ける 寂しさや不安は キミの笑顔を 少しずつ奪ってゆくのでしょう・・・ だからね キミの心に寂しさや不安が入り込めないように ボクがふさいでおくよ。 いつの日も キミが優しい夜に ... 続きをみる
結歌
慌ただしく過ぎる毎日に どれだけの「キミの寂しさ」を 見逃してきたのだろう? どれだけ走っても ボクの距離はボクのままで。 すみれ色の夜に 星の音符で奏でる「優しい歌」 眠れない夜なら その心を背中から包み込んで 朝まで何も言わずに居るから。 吐いて捨てるほどある愛のうたより ボクの心臓の音で キ... 続きをみる
初秋
少し冷たくなった風が アスファルトを通り過ぎて 街の雑踏をかき消して 誰かの寂しさを運ぶ。 ねぇ繰り返す日常に いったい何を求めるの? ねぇ繰り返す日常で いったい何を探してるの? 肩をたたくような言葉。 心を刺すような言葉。 どちらも間違いじゃない。 少し冷たくなった風は いつかどこかで温かい風... 続きをみる