「重悔」
「重悔」
知らないから知りたい。
全てを知ってしまったら
それはもう興味がなくなる?
無償の愛さえも
当たり前になってしまう?
「私のこと好き?」
「ずっと一緒だよね?」
「〇〇のためだよ。」
そんなキミの言葉達は
全部、ボクの宝物だったはずなのに。
ねぇ どうして
ボクは聞こえないふりをしていたのだろう?
キミを好きなのは確かだったのに・・・
ボクはキミを少しずつ不安にさせ
少しずつ寂しい想いをさせ
少しずつ傷つけていたんだね。
なんの取り柄もないこんなボクは
キミに「心」を届けられていたのかな・・・
キミは自分以上にボクの事を。
ボクは自分以上にキミの事を愛せていたのだろうか・・・?
情けなくて 情けなくて
自己中な自分を殺したくて・・・
枯れる事のない雫は
こんなボクを洗い流してはくれない。
キミの居ないこの部屋は
こんなにも静かで
時計の針だけがうるさくて
終わらない夜の永遠。