「大切」
「大切」
誰もが自分で精一杯で
周りの景色も見えなくて。
ボクはキミの
不安や寂しささえも
気付いてあげられなくなっていた。
「大丈夫」と言うキミの裏側の
強がりの笑顔は
ボクの心を締め付けた。
「大切なもの」は大きく切ないもの。
日常に慣れてしまい
流してしまう当たり前のことは
本当は当たり前じゃなくて
ひとつひとつが誰かの優しさで
感謝することさえ忘れてしまう。
キミの優しさや思いやりが
心に染みるこんな夜は
「ありがとう」の意味を噛みしめて。
もう我慢しなくていいよ。
もう強がりの笑顔は作らなくていいよ。
その心が不安や寂しさで染まらないように
二人の色をたくさん描いていこう。
この広い世界でキミが迷子にならないように
つないだこの手は
離さないから安心して。